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留学生の部屋探し|来日前の賃貸・寮・必要書類

10月2日
読了時間: 11分

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地図を開いたノートパソコンと書類、スーツケースが置かれた日本の学生向けの部屋

日本の学校への入学が決まった。でも、まだ在留カードも日本の銀行口座もない。留学生の部屋探しでは、物件を探す前に「いつから申込みできるか」「家賃を何で支払うか」を整理することが大切です。海外にいる親が費用を負担する場合も、説明の仕方を確認しておきましょう。


結論は、最初に学校の寮・住居支援を確認し、来日前の申込みに対応する賃貸や家具付き住居を並行して比較することです。留学生であることだけで契約できるわけではありません。入学先、支払原資、来日予定日、必要書類が物件側の条件に合うかを確認します。


この記事では、寮と賃貸の選び分け、仕送り・奨学金の確認資料、来日前の契約で気をつける日付、入居後の在留手続きを説明します。入学前の方や、留学生の住まいを支援するご家族・学校担当者向けの内容です。


留学生の部屋探しは学校への確認から始める


寮の申込期限と住居支援の範囲を聞く

学校の留学生窓口には、寮の有無、応募資格、申込期限、入居できる期間を聞きます。合格後に申し込む寮もあれば、入学手続きと一緒に申請する寮もあります。空きがあるか、結果はいつわかるか。この二つも確認してください。


JASSOの日本留学情報サイトも、住まいについて学校の留学生担当窓口に相談するよう案内しています。ただし、学校の支援がそのまま契約保証になるとは限りません。紹介だけなのか、契約書類の説明や保証に関する支援まであるのか、範囲を区別します。

寮の結果が来日直前になる場合は、民間賃貸や仮の宿泊先の候補も用意しましょう。ただし、複数の契約を同時に進めて不要な費用が出ないよう、各候補のキャンセル条件を先に確認します。



学校名ではなく実際のキャンパスから探す

学校に複数の校舎がある場合、通学先の住所を確定させます。地図の駅間時間だけでなく、部屋から駅、乗換え、駅から教室までの移動を含めて考えましょう。授業が朝からある日も想定すると、判断しやすくなります。


家賃が低くても、定期代や長い通学時間が負担になることがあります。予算は家賃単体ではなく、管理費・通信費・交通費を含む月額で比較します。アルバイト先への近さだけで決めず、まず学業を続けやすい場所を選んでください。


寮・シェアハウス・一般賃貸をどう選ぶか


学校の寮は初めての生活向き。ただし期間や規則を見る

学校の寮は、家具や生活支援が用意されている場合があり、来日直後の選択肢になります。一方、入居できる期間が短い、門限や来客制限がある、共用設備を使うなどの条件もあります。全ての学校・寮で同じではありません。


個室の静けさを重視する方や、家族と暮らす方には合わない寮もあります。寮費に光熱費や寝具が含まれるか、長期休暇中も滞在できるか、退寮後に住居を探す時期まで確認しましょう。


シェアハウスは共用生活との相性が分かれ目

家具付きの個室があっても、キッチンや浴室を共用する物件があります。部屋の写真だけでは判断できません。清掃の分担、洗濯機の利用時間、来客、騒音のルールを聞き、オンライン内見では共用部も見せてもらいましょう。


交流ができる環境は魅力になり得ますが、集中して勉強したい時間や生活リズムが合わないこともあります。交流の多さだけで決めず、個室の遮音性や机の有無も確認するのがおすすめです。


一般賃貸・家具付きワンルームは長く住む費用まで比較

一人の空間を確保したい方には、一般賃貸や家具付きワンルームが候補になります。一般賃貸は家具購入や電気・ガス等の開始手続きが必要になることがあります。家具付きなら、その準備を減らせる場合がありますが、設備の範囲は物件ごとに確認が必要です。


初期費用だけでなく、一年間の家賃・管理費、保証料、退去時の費用、更新や再契約の費用を合計して比べます。短期で退去すると違約金が生じる契約もあるため、留学予定期間と契約期間が合うかを見てください。



申込み書類は「本人・学校・支払原資」に分ける


来日前に在留カードを持っていない場合

来日前の申込みを受け付けるかは、不動産会社・貸主・保証会社によって異なります。最初の問い合わせで、海外在住であること、入学先、入学時期、来日予定日、在留手続きの状況を伝えます。在留カードの交付後に本契約や入居手続きを進める条件もあります。


パスポート、入学許可書、在留資格認定証明書などのうち、何をいつ提出するかを聞いてください。認定証明書と在留カードは別の書類です。まだ発行されていない書類を、取得済みと記載してはいけません。学校の連絡先を求められた場合は、担当窓口にも確認します。


親の仕送りや奨学金を、自分の給与と混同しない

働き始めていない学生は、家賃を払うお金の出どころを整理します。国土交通省の入居審査必要書類チェックシートには、在学証明書に加え、銀行の送金証明書、奨学金支給証明書、預貯金の証明などが示されています。全てを一律に提出するという意味ではなく、契約先が指定する資料を確認するためのものです。


親からの仕送りなら、月々の予定額、送金する人、開始時期を説明します。奨学金は、申請中か採用済みかを区別し、支給期間や最初の入金時期も見ます。予定だけの収入を、すでに受け取っている収入のように書かないことが大切です。


資料の言語や通貨が日本と異なる場合は、翻訳の要否、換算方法、発行日の条件を質問しましょう。親の所得・預金の資料が必要かも契約先によります。家族に説明し、指定された範囲を安全な提出先へ送ってください。



保証人と緊急連絡先は違う

緊急連絡先は、通常、家賃を代わりに支払う連帯保証人とは異なります。「親の電話番号を書けば保証人の条件を満たす」とは限りません。海外の親を連絡先にできるか、日本国内の連絡先が必要か、学校の担当者でよいかを個別に聞きます。

連絡先にする人には事前に了承を得て、時差や対応できる言語も伝えます。保証会社を利用する場合は、学生・来日前の受付条件と保証料を確認してください。学校の制度が使える場合も、物件側が受け入れるかの確認が必要です。



来日前の契約では日付と支払い方法をそろえる


入学日、来日予定日、契約開始日、鍵を受け取れる日。この四つを並べて確認します。家賃の発生は、実際に部屋へ到着する日と一致するとは限りません。夜間や休日に到着する場合は、鍵の受取り方法と窓口の営業時間も聞きましょう。


日本の口座や電話番号がまだない場合は、海外送金等で初期費用を払えるか、継続家賃の支払方法をいつまでに整えるかを確認します。送金手数料、着金日、名義の一致も要確認です。銀行口座を作るために住所が必要になることもあるため、口座がない段階で進められる範囲を先に相談してください。


渡航日や在留手続きの予定が変わる可能性もあります。契約前に延期・キャンセルの扱いを聞き、メール等で残します。来日できなかった場合に返金されるとは限りません。間に合わない場合の一時的な宿泊先も、費用を含めて準備しましょう。


来日前に相談できる家具付き住居の候補


以下は学校の寮を確認したうえで比較する民間住居の候補です。審査や空室、通学距離は個別確認が必要です。料金・条件・サービス内容は変更される可能性があるため、申込み前に公式サイトで最新情報をご確認ください。


オークハウス:学生の受付条件と共用設備を確認

公式FAQでは学生も入居申込みの対象とされ、国籍による制限はないと案内されています。ただし入居審査があります。18歳以上が対象で、20歳未満は親の同意が必要という運営上の条件が示されています。保証人・保証会社は不要とされる一方、緊急連絡先は必要です。

海外の親を緊急連絡先とする扱いも公式FAQに記載があります。来日前に用意する身分証明書と在留関係の資料、家賃開始日を相談しましょう。共用設備が多い物件は、静かさやプライバシーを優先する方に合わない場合があります。個室・アパートメント等の違いも確認してください。



クロスワンルーム:一人の空間と家具を重視する場合

家具家電付きワンルームを探す候補です。公式案内ではオンライン内覧・WEB契約が示され、家具付きアパートメントの対象年齢は18〜49歳、緊急連絡先が必要とされています。海外からの契約についても公式FAQがありますが、留学生の必要書類や鍵の受取りは希望物件ごとに確認します。

通学先が対象エリアから遠い方や、自分の家具を持ち込みたい方には合わないことがあります。備品や寝具、毎月の費用、保証会社利用の有無は見積もりで確認してください。次の広告にある家賃は下限表示であり、希望の場所・時期に同額の部屋があるとは限りません。



レオパレス21:通学先の近くで家具付き住居を探す場合

家具・家電付きの住居を、通学先に合わせて比較する候補です。公式案内にはオンライン相談・内見・契約があり、外国語対応の窓口も紹介されています。ただし、海外在住の留学生が来日前に進められる範囲は個別確認が必要です。在留カードがまだないこと、入学先、来日予定日を伝え、提出書類と鍵の受取り方法を相談してください。

学校の近くに空室がない場合や、手持ちの家具を使いたい方には合わないことがあります。設備、契約期間、保証料、退去時の費用を含めた総額で比較しましょう。料金・受付条件は変更される可能性があります。



入居後は住所と在留手続きも確認する

新たに来日した中長期在留者は、住居地を定めた日から14日以内に、市区町村の窓口で住居地の届出を行います。起算日は一律に入国日ではありません。在留カード、または後日交付の記載がある旅券を持参し、窓口で必要資料を確認してください。

また、「留学」は自由に働ける在留資格ではありません。アルバイトには資格外活動許可が必要です。包括許可では原則として週28時間以内で、学校の長期休業中は一日8時間以内などの条件があります。対象外の業務もあるため、許可と活動内容を確認します。まだ決まっていないアルバイト収入だけで、高い家賃を設定するのは慎重に考えましょう。



住まいと在留資格の相談先を分けて考える


ミツノブ行政書士事務所では、在留期間更新・在留資格変更等に関する相談を受け付けています。留学中の更新や卒業後の資格変更については、現在の在留資格、期限、学校・就職の状況をお知らせください。入学先の手続きは学校の担当窓口とも確認します。

宅建士として賃貸仲介の相談にも対応しています。来日前の方は、学校・校舎の所在地、来日予定日、入居人数、毎月の予算と初期費用の上限をお伝えください。受付可能な地域、対応範囲、費用は相談内容を確認して案内します。入居審査や在留許可の結果を保証するものではありません。



よくある質問


Q. 来日前でも部屋を契約できますか?

A. 対応する事業者はありますが、全ての物件ではありません。在留カードの交付後に追加資料が必要になる場合もあります。申込み、本契約、入居の各段階で何が必要かを聞いてください。


Q. 親の仕送りだけで申込みできますか?

A. 契約先の受付・審査条件によります。送金予定や預貯金等の資料で確認できるかを相談し、本人の給与と区別して説明しましょう。資料を出せば審査に通るという意味ではありません。


Q. 寮が決まるまで賃貸の申込みを待つべきですか?

A. 寮の結果通知日と来日予定日の間隔によります。候補の情報収集は並行できますが、有料の予約や契約はキャンセル条件を見て判断してください。仮の宿泊先も含め、学校窓口に相談する方法があります。


参考情報


制度・サービス情報は2026年10月1日に確認しています。


まとめ


留学生の部屋探しは、学校の寮・支援を確認し、通学先と支払原資を整理するところから始めましょう。来日前は、在留カードがない段階で進められる範囲、家賃開始日、支払い方法、渡航延期時の扱いを契約先に確認します。

寮、シェアハウス、一般賃貸には、それぞれ合う場面と合わない場面があります。安さだけでなく、留学期間と勉強しやすさまで含めて選ぶことが、住まいを考える際の判断材料になります。


執筆・監修

ミツノブ行政書士事務所

行政書士・宅地建物取引士 松田充正


本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の物件における入居可否や審査結果、在留許可の結果を保証するものではありません。

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